タイの洞窟に取り残されていた子供達の救出。良かった。
タイにいるとタイの雨季の凄さがわかるだけに時間のない中よく助けられたなと思う。
正直私は「無理かもしれない」と思っていた。
うっかり洞窟へ入った子供達やコーチへの批判はあるかもしれない。「どうしてそんなところに」「迷惑な」と思う人もいるかもしれない。
ましてやダイバーの方が一人、大切な命を落としてしまっているのだから、当事者への責任を問う声もあるかもしれない。当然であろう。
でも。
これは、タイに住んだことある人ならなんとなくわかると思うのだが、
タイでは、子供達へ「規律」「迷惑をかけない」などということを求めない。日本とは全く違う。
"子供とは自由な存在、迷惑をかけながら育つもの。間違いも失敗もすべて周りの大人が受け止める。"
周りの大人とは保護者や親族だけではない。何の関わりもない社会の大人全体で子供という存在を受け止める。かつての日本もそうだったのではと思うが…。
日頃から感じるタイ人の"子供という存在"への慈しみ、守る気持ちは、タイに住んだからわかる。
不注意であったとしても子供は守るべき存在であり、批判にさらすような存在ではないことを私は身をもって感じている。
子供達を取り巻く空気はとても優しく穏やかである。
報道によると、子供達の親は子供達が退院後、落ち着いたら短期出家に行かせる予定だそうだ。タイでは男の子は皆、一度は出家するのだが、通常の年齢より少し早い出家となる。
"亡くなったダイバーの冥福を祈り、感謝を捧げる為"の出家である。
子供達はまだダイバーの死を知らないだろう。
子供達がこの悲しい事実を受け止めて、考え、
少しずつ歩き出せるようになる日を願っている。
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(文才がないので、いまいち言いたいことを表現できなかったけれど、主観として書き残しておきます。)
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