古本屋のカウンターでふと見かけて
勢いで買った文庫本。
『君の膵臓を食べたい』
以前からその存在は知っていて
そのタイトルそのものが気になって
しかたなかった文庫本。
内臓全般が好きな私が「膵臓」と名のつく本を読まないはずがないよね。。。
でも、膵臓…
私の初恋の人は膵臓ガンで亡くなっています。
私にとって膵臓はあの日から特別な臓器なのです。
あ。話が大きく逸れました。
悲しい思い出は置いておいて。
私がこの本を読みかけて
栞を挟んで、ソファに無造作に置いていたら
いつの間にか、長男が手に取り
勝手に読了しておりました。
そして、私に向かって
「お母さん、この本、僕が読んだ本の中で今んとこ最高やで。1位やで!」
とキラキラした顔で言ってきました。
私はこの本の内容が
だいたい想像できていたので
へぇー、こういうお話を最高だと思う年頃になったのかーと
少し驚きました。
天邪鬼な私なので
「最高だ!」と言われたら、
どの辺が最高なんだ?ここか?いや、あそこか?
なんていらんことを考えながら
読んでしまうので
物語の途中まではあまり集中できませんでしたが
やはり、ラストに近づくにつれて
鼻をすすり、涙で字が読めなくなり、
すっかり世界に引き込まれてしまいました。
私にとっては
最高!というほどのものではありませんでしたが、
息子が最高だ!と口にした小説を同じ時に読む事ができて
感慨深く感じました。
息子はこの本を何度も何度も読みたいらしく、
私が読み終わるのを今か今かと待っておりました。
明日からまた学校に持って行って読むんだそうです。
『君の膵臓を食べたい』
映画がバンコクにもやってくるらしいですね。是非観に行きたいと思います。
これは、親子でみるより
それぞれ別に観たいなー
私は1人で観たい。
息子は友達やちょっと気になる女の子(いるかどうかは知らない)と一緒に観に行けたら最高ですね〜。
0コメント